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エレファントマン

先日映画『オペラ座の怪人』の話をしている時に、友人に教えてもらった映画がこの『エレファントマン』。
・このふたつの映画の主人公の境遇が酷似している
・『エレファントマン』は実話を基にした映画である
という話を聞いて、非常に興味を持ってレンタルしてみた。

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ビデオを実際に見たのは先週末の夜中。
ひとりでビデオを見ながら、あまりにも“すごく”て、見終わったあとは放心状態だった。
とにかくヘビーで、シリアスで、衝撃的で・・・。
うまく説明できない。
とにかく“すご”かったのです、いろんな意味で。

19世紀末のロンドンに実在したジョンメリック氏は、身体的な障害を持っていて、その醜悪な容貌から“The elephant man-像人間”と呼ばれ、見世物小屋で見世物として扱われてきた。そんなジョンの身体的特徴に興味を持った外科医が彼を引き取ったことで、彼の人生が大きく変わっていく。最初は知能が全く無いと思われたジョンメリックだが、実は知能があり純粋な心を持つ青年であることがわかり、そして・・・。
というストーリー。

権力、お金、そういったものに媚びようとする人間の汚さ、邪悪なものや異質なものを忌み嫌う人間の弱さ。そういったものが赤裸々に描かれている。
でも一方で、人間とは、そんな面だけを持ち合わせているのではないこと、優しさや誠実さを持ち合わせた人間も存在すること、そういったことが淡々とつづられている。
悲しいだけの映画ではない、かといって心温まる映画でもない。
ジョンメリックの生涯を淡々と描いているだけなのに、その描き方がシンプルだからこそ余計に彼の人生の凄惨さがひしひしと伝わってきてなんともいえない気持ちになった。

あまり涙しなくなった昨今ですが、この日ばかりはひとり夜中に号泣してしまいました。
I am not an animal. I am a human being.
という、ジョンの魂の叫びが耳にこびりついて離れません。

見てよかった。
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by reiko-204 | 2005-03-19 23:59 | 観-映画・テレビ記録 | Comments(0)


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