RENT 7/17/04 20:00-

RENT 7/17/04 Sat. 20:00-
FMezz rowCC seat101 $45

Roger Davis/Jeremy Kushnier
Mark Cohen/Matt Caplan
Tom Collins/Mark Richard Ford
Benjamin Coffin Ⅲ/D'Monroe
Joanne Jefferson/Merle Dandridge
Angel Schunard/Jai Rodridge
Mimi Marquez/Melanie Brown
Maureen Johnson/Maggie Benjamin
Mark's mom & others/Caren Lyn Manuel
Christmas caroler & others/Desten Owens
Mrs.Jefferson & others/Frenchie Davis
Gordon & others/Colin Hanlon
Steve & others/Justin A. Johnston
Paul & others/Enrico Rodriguez
Alexi Darling & others/Mayumi Ando


今回のNY滞在の最後のRENT。
最後に見納めよう、じっくり見よう、舞台を楽しもう、と気合をい入れて劇場に入る。
そしてマチネで出ていなかったJustinがどうか出てくれますように、と祈るような気持ちで、
入り口のキャスト表へ。
いつも早く中に入れと急かされるので、Steveの部分だけ見てみたら、
Justinの名前があったー!!
最後に見れる!彼のSteveが見れる!あのダンスが見れる!
ともう早くも興奮してきて、しかも嬉しくて顔がにやけて仕方が無かった。
Justinが出演している事自体にこんなに喜べるのは、
予想に反して前々回(水曜)と前回(さっきのマチネ)、彼が出ていなかったから。
前2回のJustin休演は、偶然とはいえ私個人の勝手な解釈で、
“神様からの贈り物”に違いない。
最後の最後にこんな嬉しい思いを味あわせてくれるための贈り物だったんだ。

座席について改めてPlaybillに挟まっているキャスト表を見ると、
Caren Lyn Manuel以外フルキャスト。
通常Mark's mom を演じているKristen Lee Kellyは今週ずっといないので今vacationかな。
どちらにしてもほぼ完全なキャスト。
しかも指揮者がBokoさんだ!よかった、最後にBokoさんで。
舞台も満席のようだ。
今日は私自身のRENT鑑賞最終日なわけだけど、それだけじゃなくて、
Jaiのラストでもあり(however, he will return in RENT in August again)、
しかもMaggieのラストでもある。
だから見納めだ!と意気込んで来ている観客も絶対沢山入るはずで、
否が応でもテンションが上がってくる。

最後のreview。
次いつ見られるかわからない。
この興奮したこの日の気持ちを忘れたくないから、
出来る限り詳細にreviewを描いてみます。
長くなりますので要注意。


<ACT1>
We bigin on Christmas Eve with me, Mark and my roommate, Rogerという
Markの台詞から舞台が始まった。
スピーディーに話が進んで、最初のbig numberである"RENT(という曲)"へ。
照明が最大級に明るくなって、キャストが動き出した瞬間、
Justinが待ってました、とばかりに踊りだした。
私は彼の何が好きってこの踊りっぷりが好きなのです。
リズム感が他の人と全く違う。
ずば抜けて音感があってそれを体で表している。
そしてそれがすごくサマになっていて、そして楽しそう。
ダンスを見るのがとても好きなのに自分では全く動けない私にとって(リズム感ゼロ)、
あれだけ自由自在に動ける人を見ること自体が快感で楽しいのです。
多分口を開けながらにやけながらこのナンバーを見ていたと思う。
同時に足が震えて仕方が無かった。
Justinのダンスにこんなに禁断症状が出ていたなんて自分でもびっくりした。

*YOU OKAY HONEY? :
私はいつもなぜか左側の席が多いのですが、今日は珍しく右側でした。
FMezzの前から3列目、センター部の一番右端。
結構舞台にも近くて表情も何とか見える位置。
さっきのマチネのオーケストラより舞台には近い気がする。
なので、このナンバーで、AngelがI'm Angelと自己紹介して、
CollinsがAngel...Indeedと言ったあとの、
嬉しそうにはにかむJai's Angelの表情を初めて見た!
すごくかわいかった。
Collinsもあの笑顔に惚れたのね、と納得。
それと、Angelの、
「Life Support Meetingがあるんだ、for the acquired immune deficiency syndrome」
という台詞に対するCollinsの「as does mine」のあとの、
高音での「wow」がAndyとは違うJai's Angelの発する言葉で、
私はこのJaiのwowがすごく好きだった。
きっとこの時にAngelもCollinsが自分の仲間である事を知って、
だからこそ惚れたんだろうな、って思わせてくれるJaiの演技だった。

* LIGHT MY CANDLE:
このナンバーの中でのJeremyの演技が私はすごく好き。
彼のRogerはいつも感情が大きく表れて、怒ったり、泣いたりするRogerだけど、
このナンバーではJeremyの三枚目具合が良く出ていて、
Rogerの日常の部分というか素の部分を見せてくれているような気がする。
Mimiのお尻を見る所や、それを指摘されてあたふたして話題を急に変えてみる所、
クラブで見たときみたいに縛られてないからわからなかった、という所、
究極なのがMimiの(手が)大きいねという台詞を違う解釈で取って
ある部分(笑)を隠す所がJeremy独特。
そういうRogerの態度が、彼が“かっこいい”男の子じゃなくて、
“ふつうの”男の子であることを観客は感じ取ってすごく彼を身近に感じられるし、
感情移入しやすくなるんじゃないかなー。
そういうところが私がJeremy のRogerを好きな理由。
声はちょっと高いけど・・・。
でもマチネに引き続き、今日も声の調子があまりよくない様子のJeremy。
自分のセリフが無い時によく咳をしていて、かわいそうだった。

*TODAY 4 U:
言わずと知れた、Angelのbig number。
Jaiはずーっと動きっぱなし。
やっぱりAndyより動きが多い。若いから?
よくあれだけ動きながらこんな沢山の台詞をリズミカルに歌いながら言うよなーと
いっつも感心してみてました。
特にすきなのは、「I'm certain that cur will bark itself to death」の、
barkの部分をほんとに吼えてるみたいに、高い声でキャンって言う所や、
間奏部での「ho ho 」っていう所。
これはJaiのオリジナルなのかな?
でもノリノリなのが伝わってきてこちらも楽しい気分になる。
「ho ho 」のあとの踊りも好きだし、
次の歌詞の出だしの「Then back to the street」という時に
スティックでCollinsを指すところも好きだなー。
「ここで出会ったのよ、ハニーに!ここからがメインよ!!」
って言ってるような気がして(笑)。

* WILL I :
大好きなナンバー。
台詞がじーんと胸にしみこむ。
久々のJustinのソロを聞けた。
最後に聞けてほんとよかった。
透明感があってちょっと危うい感じのする彼のこの曲の歌い方がとても好き。
でも最後の伸ばし音は力強くてたくましい。

* I' LL COVER YOU:
これまた大好きなナンバー。
この曲の冒頭部分でMarkが出て行って、
それを見送るCollinsとAngelが軽くぶつかるのだけど、これもAndyの時はなかった動き。
やっとふたりになれたね、っていいながらCollinsを追いかける時の
Angelのガニマタ歩きが何気に好きで、このガニマタが、
こんなにかわいいけどAngelはほんとは男の子なんだって思い出させてくれる。
Darling, we're everythingっていうAngelの台詞のDarlingの部分を
ちょっと怒った風に言うのもJaiならでは。
「Live in my house, I'll be your shelter. Just pay me back with one thousand kisses」という台詞は、私の中でRENT全てを通して3本の指に入る好きな台詞のうちのひとつ。
これを聞いた時のCollinsの表情が、今日は特に幸せそうに見えた。

* CHIRISTMAS BELLS:
このナンバーでAngleとCollinsが手をつないで出てくる時に、
Angelがフードをかぶって出てくるのもJai's Angelならでは。
Angelのお茶目さが伝わってくる。
こんな小技ひとつだけど、JaiのAngelの解釈が垣間見れるようでおもしろい。
しかもすごくかわいいんだこれが。

* OVER THE MOON:
今日のOVER THE MOONはものすごかった。
観客もノリノリだし、Maggie自身もものすごかった。
全てがいつもと違う動きなので説明しきれないけど、特に可笑しかったのを2つ。
1つめは「go back to china!」の台詞の後に今日は「SERIOUSLY!」と入って、
観客は大爆笑。
それを見たJaiも大爆笑。
後ろで聞いてるほかのキャストも笑ってるんだろうけど、
JaiはMRFの後ろに立ってるからとても目立つのです。
どうして大爆笑してるとわかるのかというと、
手を叩いてしかも床にしゃがみこんでひーひー笑ってたから。
それを見て私も可笑しくて可笑しくて。
あー暗くて表情が見えないのが残念。
しかも一番最後にMaggieはまたやってくれました。
最後にMooooooというところで、バタン、といきなり4つんばいになって、
牛みたいに吠え出した!
びっくりした。
おかしくてひとりなのに声を出して笑って、手をバンバン叩いてしまったくらい面白かった。
Jaiはいよいよ壊れたらしく、手を叩きっぱなしでうけてた。
さらに!LVBではすごいことに・・・

*LA VIE BOHEM:
Markが「Here she lies/ no one knew her worth/ the late great daughter of mother earth/ on this night when we celebrate the birth」と歌うところで、
いつもMaggieが赤ちゃんを産む真似をしているけど、
オギャーと赤ちゃんが出てくるところで、口から液体がどばっと出た!
水か何かを口に含んでたらしい。
こっちはびっくり、キャストもびっくり。
普通にみんなうけてる。
さらに、そのあとMr Greyに向かってお尻を出すところで、Maggieがお尻を出して、
そこから緑色の紙ふぶきのようなものがでてきて
それを手で持ってテーブルに座ってるキャストに向かって投げつけた!!
瞬間的に目に入ったのがFrenchie, MRF, Jaiの3人で3人ともものすごく驚いた顔をして、
そのあと反射的に緑色の物体を避けようとして、そのあと大爆笑していた。
なかなか笑いがおさまらず、
Enricoは「ugh」と言いながら必死に笑いを堪えた顔をしていたし、
MRFとMaggieがふたりで絡んで踊るところでもMRFは半分笑ってた。
ほんとに、キャストも観客も、Maggieに“してやられた!”という感じで、
大爆笑、そして大歓声。
こんなところで私は舞台との一体感を感じたのでした。
本当にお腹の底から笑わせてもらいました。

それにしても今日初めて何も知らずにたまたまRENTを見に来てるお客さんは
どう思っただろう、なんだこのノリって思ったに違いないけど。
私の隣の黒人の女性二人組みも、
どうして会場がこれだけ沸いて大爆笑してるのかよくわかってない風だったし。

それからやっぱりJustinのダンスね。見納めました、しっかりと。
一番最後にJoanneが、
Bennyが警察を呼んだけど、No one's leaving, they're sitting there, mooing!
といいに来た時も、それを聞いた途端、やったーとものすごい勢いで前に出てきて
Joanneの手を取って踊りだすJustinがかわいくて仕方が無い。


<ACT2>

* SEASONS OF LOVE:
Destenのソロがいつもとちょっと変わった。
今日のほうが難しそうだけどいい感じ。
Frenchieが声デカイので彼の歌声はどうしても小さく聞こえてしまっって残念。
それに彼のソロ部はちょっと短い。もう少しあればいいのに。
綺麗な声をしているDestenのソロをもっと聞きたいのに、といつも思ってしまう。

* HAPPY NEW YEAR B :
5,4,3,open sesami! Happy new year!という所で、
Angelがくねくねと踊る姿がすごくかわいかった。
元気なAngelとはここでお別れなので、
ついついこのナンバーではいつもAngelばかりを見てしまう.

* WITHOUT YOU:
やっぱりAngelは弱りながらもCollinsにちょっかいを出していた。
でもマチネの時はまた違う演技をしてたし、見るたびにちょっとづつ違う。

* CONTACT:
ここのAngelの逝き方は、AndyとJaiは大分解釈が違う(ように私には見える)。
Andyが儚く散っていくようなのに対して、Jaiは力強く逝ってしまう。
歌い方もJaiの方が低音が多くて、男に戻って逝くんだなって気がした。
どちらも味があってふたりとも好き。

* I'LL COVER YOU REPRISE:
MRFの歌うこの曲は、間違いなく私の中でナンバーワンの曲。
今日は一段と良かった。
やっぱりその場の雰囲気って伝染するんだろうな。
きっとMaggieのラストってことで、キャストみんながそれぞれのってて、
みんながいつもに増して生き生きして見える。
MRFもこの日のこの曲はもう"awesome"って言葉がぴったりな感じでした。
神がかってる気さえした。
最後にI will cover you-と伸ばすところでyouが1オクターブ上がった!!
すごい。すごいよ。
もうすごいとしか言えない。すごい。

* FINALE/ WITHOUT YOU/ FINALE B: 
この部分はやっぱりJeremyが見所。
ほんとに泣いてるんじゃないか、と思うくらい激しく感情を出して
悲しんでいるRogerを見ると切なくなる。
最後にMimiが死んでしまったかのように見えるところでの
あの「Mi-mi-」とものすごく長く伸ばすところは、
いつもよく声がかすれず音程がずれずあんなに長い間音を伸ばせるなあ、と思って
みているのだけど、やっぱり今日はちょっと調子が悪いみたいでかすれてしまっていた。
それでも、still I like his Roger.

2度目のカーテンコールで、出演者が全員Maggieの方を向いて、
お疲れ様、というように笑顔で拍手をした。
Maggieも嬉しそうにお辞儀をしていた。
誰かのラストって、いつもこんな感じなのかな。
それともMaggieがみんなに愛されて、こういう風にしてもらえたのかな。
どちらにしても私には初めての経験で最後にほんわかした気分にさせられました。


すごい舞台だった。
こんなに沸いている観客席を私は見たことがない。
1回席だったらもっとすごかったんだろうなあ。
とにかく観客と舞台の一体感をものすごく感じた夜だった。
ほんとにおかしくて心から笑って、感動して、心から楽しめた舞台だった。
いろんな要因が重なって、私の中では最高の形で今回の滞在の最後のRENT鑑賞となった。
これは偶然だけど、偶然ではないのかもしれない。
偶然にしては出来すぎてる。
私にとって、都合がよく出来すぎている。
ひとつひとつは些細な事かもしれないけど、それがいろいろ重なって、
全12回見たRENTの中で、最も良かったと思える舞台が私の最終日に当たった事は、
やっぱり偶然だとしてもこんなに嬉しい事はない。
本当に最高に楽しめた舞台だった。


終演後、劇場の外は大変な事になっていた。
バリケード内にいるJaiに群がるファンは、
先週見たそれとは比べ物にならないくらい輪が大きくなり、
通常の出口前はお花を持った女の子が群がっている。
きっとMaggieを待っているんだろう。

また、キャストさんみんながそれぞれMaggieと別れを惜しんでいるのか、
今日はなかなかキャストが出てこなかった。
それでもちらほら、と出てきて、そうするとまたそこに人が群がる。
大体いつもは人の波がひく時間帯になっても、
今夜ばかりはいつまでたっても大混雑で、
人の頭で私は劇場から出てくる人がちゃんと見えなくて焦った。

いつまで経っても出てこないから、
ほんとにJustinを見落としちゃったんじゃないか、と思った瞬間Justinが出てきて一安心。
でも人が多くて彼の元に近づけない。
サインを求めて彼に近づく人もいる。
それが終わったら人ごみから出てきたところを捕まえようと待ってたのに、
出てくる気配がない。
あれ、と思ってみてみると、この人ごみから抜けるのをあきらめたように
壁際でDestenと話してる。
よーし、こうなったら私が人垣を縫って近づいてやる!と思ってほんとに会いに行きました。
Desten,ごめんね、話し相手取っちゃって。

Justinにはもう確実に覚えてもらえた。
また時間が経つとどうかわからないけど、
とりあえず今滞在中に顔と名前を覚えてもらう作戦は成功した。
そして私は、役者さんに名前と顔を覚えてもらって、会った途端に、
oh, hi! how are you?とハグしてもらえる喜びを覚えてしまった。
なんとも言いようのない満ち足りた気持ちになる。
この感触を求めて、私はまたaddictされるんだろうか。

人ごみの中にいたのがかえってよかったのか、
他のファンの人に見つかる事もなく、かなり長くJustinと話をすることができた。
最初は嬉しくて、いろいろ伝えたくて、私のつたない英語で話を聞いてもらって、
でも途中から急に感極まって声が震えてきた。
いろんな思いが頭の中に流れて、震えが止まらなかった。
思考回路が止まって、一番言いたかった事を言えなかった、というか
言うのを忘れた自分が恨めしい。
でも、最後に会えて本当に嬉しかった。
Justinにとって、私はただの一ファンだけど、
今夜こうして一緒に過ごせた数分の時間はJustinと私だけの時間だった。
嬉しくて、その時間が贅沢すぎて、Justinの笑顔が眩しすぎて、
私は溶けてなくなるんじゃないかと思ったくらいだった。

全てが最高の夜だった。この日の舞台を決して忘れない。
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by reiko-204 | 2012-01-17 00:00 | 観-舞台観劇記2 | Comments(0)


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