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トンマッコルへようこそ

「トンマッコルへようこそ」を見てきました。

出演:
人民軍中隊長リ・スファ   :チョン・ジェヨン
人民軍下士官チャン・ヨンヒ:イム・ハリョン
人民軍少年兵ソ・テッキ  :リュ・ドックアン
韓国軍少尉ピョ・ヒョンチル :シン・ハギュン
韓国軍衛生兵         :ソ・ジェギョン
連合軍米海軍大尉スミス  :スティーブ・テシュラー
村の少女ヨイル        :カン・ヘジョン

ストーリー:
平和な村トンマッコルにある日、アメリカ兵をはじめ6人の“お客さん”が現れる。敵対する韓国軍と人民軍のにらみ合いが原因で、村の食糧を台無しにしてしまった事から、兵士達は村人のために畑仕事を手伝う事に。(Moviewalkerより)

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 韓国映画を見たのは初めてです。映画館で見るのは初めてだし、記憶の限りビデオやDVDでも見たことがない。多分、本作が私にとっての韓国映画デビューです。基本的に、映画は米国産ものばかり見る傾向にあるので、他国のものはよっぽど気になったものしか見ないのですが、本作は前売り券をいただいたので見てきました。
 ストーリーもあまり知らないまま前売り券を頂き、時刻表を確認した時にちらっと覗いたあらすじ紹介には“ファンタジー”とか、“ヒューマンドラマ”という言葉が並んでいたのでほんわかした心温まる話なんだと思いこんでいました。
 が!全然違いました。確かに、ファンタジーでありヒューマンドラマでもありました。物語全体を通して小さな笑いが随所に散りばめられていて、笑いを堪えるのに苦労しました。小さな映画館で平日夜に観たので観客がほとんどいなくて笑い声が響きそうだったのでかなり我慢しました。それでも堪えきれず笑ってしまった箇所も沢山あったし。でも、そんな中で、反戦のメッセージが強く強く感じ取れました。そして、終盤ではファンタジーではない、れっきとした戦争映画になっていました。

 1950年、朝鮮戦争の最中に、北の人民軍、南の韓国軍、連合軍それぞれの兵士達がそれぞれ自分たちの団から敗走中やはぐれた道中で、戦争も武器も知らない山奥の小さな村“トンマッコル”へたどり着く。当初は敵意むき出しで睨み合い銃を構えあう兵士達が、自分たちのいがみ合いの末に村人達の食糧を台無しにしてしまった事に罪悪感を覚え、畑仕事を手伝っていくうちに、敵対している事を忘れ次第に人間としてお互いを認め合っていく・・・というような話でした。村人達の純粋無垢さ、いい意味での“無知さ”を目の当たりにして戦争の愚かさを学んでいく兵士達。そして、当初は敵意むき出しだった彼らが、衣食住を共にしていくうちに敵対心を解き自分たちに与えられていた知識が一方的だったことに気付き始める。そのきっかけとなるシーン、例えば人民軍少年兵ソ・テッキが戦争を始めたのは自分たち北側であったことに気付くシーンや、猪が村を襲ってきた時に北南一致団結して猪を倒すシーン、そしてその猪肉を食べるシーン、それらが特に印象的でした。こういったシーンに、トンマッコル村の綺麗な景色や、純粋な村人たち、中でも村一番純粋な少女ヨイルの存在が絡んでファンタジックに仕上げられていました。
 物語後半では、戦いの疲れや心の傷を癒してくれたトンマッコル村を救う為に、北、南、米の兵士達が力を合わせようと決意し、結果、砲弾の中斃れていく兵士達の清々しい表情はとても印象的だったけれど、でも結局は戦わなければならなかったことに戦争の不条理さを感じずにはいられませんでした。結構重い映画だったな。

 でも見てよかった。たまには普段とは違うジャンルの映画も観てみようと思って気軽に前売り券を譲ってもらう事にしたのだけど、見てみてよかったです。Iさん、ありがとう。
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by reiko-204 | 2006-12-14 00:00 | 観-映画・テレビ記録 | Comments(0)


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