バレンタイン

バンド仲間のさーちゃんがバレンタインの思い出をブログにつづっていたので私も昔を思い出してエピソードを。

家族ではなく、男の子に初めてバレンタインのチョコレートを渡したのは小学校6年生のときでした。当時はアメリカのNJ州に家族で住んでいて、クイーンズにある全日制の日本人学校に通っていたんだけど、その日本人学校に好きな男の子がいて、バレインタインの日にチョコレートをあげたかったのです。でも、その子だけに渡すのはあまりにも恥ずかしいので、いろいろ考えた結果、「義理チョコだよー」とアピールしながらクラス全員の男子にあげることにしたわけ。12歳が考えることだから、それで十分だったのね。たぶん、「チョコを渡す」って行為に意味があって、別にそれで好きだという気持ちを表明するとか、そこまで考えは及んでいなかったのだと思う。

さて。バレンタインの前日。家に帰ったら母に近くのスーパーに連れて行ってもらおうと思いながらスクールバスで帰宅(学校は州を越えたNY州にあったので、スクールバスで1時間半かけて通ってました)。家に帰ると、珍しく誰もいない。弟か妹とどこかに出かけたかな、と思いながらしばらく待つけれど母は帰らず。だんだんあたりも暗くなってきて、バレンタインは明日なのに、このまま夜までお母さんが帰ってこなかったらチョコレートが買えない!そう思った12歳の私はひとりでスーパーへ行くことを決意。

とはいってもそこはアメリカ。日本みたいにすぐ近くにスーパーがあるわけでもなく、小学生がひとりでうろうろできる場所でもないのです。車社会で、歩行者すらほとんどいない、しかも2月で底冷えする寒さ、そして夕方であたりはもう薄暗い、そんな中ひとりでおこづかいを握り締めて最寄の(っていっても歩いて1時間弱)のスーパーへ!かなりの冒険でした。まだ英語も全然できなかったし、よくひとりで行ったなあ、と今になって振り返ると当時の私の勇気に脱帽です。
そして無事にチョコレートをゲット。スニッカーズだかキットカットだか、そんな普通の市販のチョコを買った気がする。それも個別包装のチョコがぎっしり詰まった大袋をひとつ。スーパーから家に帰って、母に怒られたか、呆れられたか、どうだったか覚えてないなー。今度聞いてみよう。

そうやって買ったチョコレート。翌日学校に持っていって、昼休みにお弁当を食べているときに女の子3人で連れたって、端から端まで全員の男子にチョコを渡したのでした。全員っていっても20人くらいしかいなかったけどね。妙に成し遂げ感があって自己満足に浸っていた気がする。そしてあまったチョコレートを、帰りのスクールバス内でバスメイトと交換してお菓子に埋もれながら騒いだんだっけ。

そしてこの話には後日談が。
一緒に連れたってチョコを渡した女の子ふたり。一人は私と同じような市販のチョコを渡していたのだけど、もうひとりはバレンタインということをすっかり忘れていたようでチョコを持ってきていなかったのです。でも「私も渡す!」と、自分用のおやつにもってきていたm&mを一粒づつ男子にあげたのね。クラスのムードメーカーでもあった面白い女の子だったから、その一粒のバレインタインチョコが男子にもうけていたのを覚えています。
で、1ヵ月後。朝、教室に入ると机の上にすごくキレイにラッピングされてリボンまでかけられたお菓子が乗っていました。びっくりしていると、クラスのK君が来て、「それさー、この間のバレンタインのお返し。かあちゃんが喜んじゃってさー。これ渡しなさいって。昨日ねえちゃんとそれ作ってた」と。なんとスニッカーズ(かキットカットか)1個でホワイトデーのお返しをもらってしまったんです・・・!ふと横を見ると、m&mをあげた女の子も同じものを持っていて、「私m&m一粒なんだけど・・・!」って恐縮してました。K君は、「いやー母ちゃんがさ」って同じ話をしていた。K君のかあちゃんはよっぽど嬉しかったらしい。残念ながら私の好きな人はK君ではなかったんだけど、このK君はその後アメリカ国内の別の場所へ引越し、その後音信不通でしたが、一昨年15年ぶりの再会を果たしました。この話をしたら本人はすっかり忘れてたけど、うちの母ちゃんならありえるなと言ってました(笑)。

c0066171_0252068.jpgこれが私の初めてバレンタイン。
翌年(中1)は同じ学校の中等部でバレンタインを迎え、
その翌年(中2)は千葉の中学校への転入初日だか二日目だかでバレンタインどころではなく、
その翌年(中3)は神戸の中学校で受験シーズン真っ只中だったのでやっぱりバレンタインどころではなく、
その次の3年間は高校でそれなりにいろいろあったけど、まあそれはまたの機会に☆

これ→は3年前のバレンタインの時期にNYに旅行に行った時に買ったTIME OUT。いかにもアメリカンな表紙が気に入って捨てられない。
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by reiko-204 | 2008-02-17 00:22 | 日常 | Comments(6)
Commented by かなぶんた。 at 2008-02-17 20:39 x
ちょ~かわいいストーリーだね。SWEETだ。
今度は大人なビターな話も是非!!!待ってます。
Commented by shimokoA at 2008-02-17 22:53
ほんとにすごいかわいいストーリー!!Cuteです!思わず笑顔になってしまいました。「またの機会に」のお話、ぜひともお聞かせください(笑)
Commented by reiko-204 at 2008-02-18 00:15
>かなさん、
子供らしいよね~
といっても今もあんまり変わってなかったらどうしよう!(笑)

>shimokoAさん、
昔のことって結構鮮明に覚えてますよね。
これを書きながら、当時の感覚をリアルに覚えている自分に驚きました。
またの機会の話は「またの」機会に!(笑)
Commented by さーちゃん at 2008-02-26 21:58 x
今頃読みました(笑)
小学生ってなんて可愛いんだろう。れいちゃんもウブだった
のねっ。きゃっ。それにしてもなんで幼い頃って素直に
なれないんだろうね。もったいないなあっ。ま、それがまた
甘酸っぱい思い出になるんだけどさ。

今度、高校生版バレンタインのお話を聞かせてくださいませ!
Commented by さーちゃん at 2008-02-26 21:59 x
今頃読みました(笑)
小学生ってなんて可愛いんだろう。れいちゃんもウブだった
のねっ。きゃっ。それにしてもなんで幼い頃って素直に
なれないんだろうね。もったいないなあっ。ま、それがまた
甘酸っぱい思い出になるんだけどさ。

今度、高校生版バレンタインのお話を聞かせてくださいませ!
Commented by reiko-204 at 2008-02-29 22:32
>さーちゃん、
さーちゃんのブログ読んでたらふつふつと昔のことを思い出してきたので書き留めてみました。
今から思うとほんと他愛ないことなんだけど、当時は当時で一生懸命だったからね~。でもいい思い出だよほんと。


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