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4月に読んだ本

アイラブヌーヨーク
アキエダユミ著


アイ ラブ ヌーヨーク (Book of dreams)

出版社/著者からの内容紹介
三十代キャリアウーマンの人生・結婚をかけた海外生活。年下のフィアンセとの甘い生活が待っているはずだったヌーヨーク……。突然の出来事に傷ついた心……。そして、優しい人々に支えられて暮らした日々。
笑って泣けて、同時多発テロ後のNYで頑張るエイリアン(在米外国人)たちの生活がわかる。
雑誌・ブログで注目のフリーライター・アキエダユミが軽快な文章で描く、笑いと涙の自己体験ストーリーエッセイ(amazonより)

直前に読んだ丸尾さんの旅行紀行本から、この本を思い出した。これも著者の体験がベースになっているエッセイで、著者の方とも面識がある。以前読んだ本だけどもう一度読み返してみた。単なる旅行体験本ではなくて、著者の仕事の話や生活スタイル、恋愛、生き方、考え方、そういったプライベートなことが赤裸々につづられているから、臨場感満載で、ハラハラしながらページをめくることができる本。ライターさんの作品だけあって文章がとても読みやすく、上手に構成されているなあと改めて思った。重い内容なのに笑える本です。



半落ち
横山秀夫著


半落ち (講談社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは―。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。

小説も一度読んだし、映画も見たのに、読み直すといろいろと細部を忘れていることに気づく。私の記憶力なんてこんなものか・・・と少し寂しくなりながら読んだ。本はもちろん面白いです。警察官の妻殺しの事件なのに、犯人であるはずの梶警部補が全然悪者に思えないところがすごいと思う。殺人犯に肩入れしながら小説を読み進めることなんてなかなか無い気がする。この梶警部補をとりまく登場人物も、彼を取り調べながらどんどん彼寄りの心境に陥っていきながら、社会的、組織的な問題で取り調べを途中で断念せざるを得ないという苦渋の決断を迫られるシーンなんて胸が痛くなります。あと最後。クライマックスはちょっと感動します。



陰の季節
横山秀夫著


陰の季節 (文春文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべもなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた…。「まったく新しい警察小説の誕生!」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第1弾。


D県警を舞台に、短編が4-5本入っていた気がします(読んだのが結構前なので忘れてきた)。最初のエピソードの主人公が、それ以降の話にも脇役として出てきてその後の近況が垣間見れるのも面白いところ。警察小説だけど、血なまぐさい事件は無く、哀愁漂う人間的な事件が多くやるせない気持ちになった。



ハッピーハッピーニューヨーク-新・女の子による女の子のための待ち歩きガイド
ハッピーハッピーニューヨーク取材班編集


ハッピーハッピーニューヨーク―新・女の子による女の子のための街歩きガイド (ガールズ・トラベラーズ・ファイル)

8年前に出た本の第2弾。普通のガイドブックとは一味違って、ただいろいろ紹介するだけではなく、実際に取材に当たった人が体験の主観が盛り込まれているところが参考になる。客観的なものの見方だけでは、資料を読んでいるのと同じで、結局は何を見ても同じ。個人の人がどういうものを見て、どういうものを食べて、何を体験して、それをどう感じたか。それを知ることは単純に楽しいし、その意見をどこまで参考にするかは個人判断。そういう意味で、ガイドブックではないNYのエッセイ本や、他の人の旅行記、ブログなどが大好きなのだけど、この本はそういう口コミ系の情報を書籍化したものだと思う。NY関連の書籍ばかり増えて、これ以上買ってどうするのという感じなのにやっぱりついつい買ってしまった。
by reiko-204 | 2008-05-18 13:08 | 本-読書記録 | Comments(4)
Commented by shimokoA at 2008-05-18 22:56
reikoさん、いっぱい本読んでて、うらやましいです。最近はめっきり本を読まなくなってしまって・・・。ハッピーハッピーNY、先日本屋で立ち読みしたんですけど、買ってもってくればよかったーなんて思ってます。第一弾、NYでいくつも実行したりして、だいぶお世話になりました(笑)
Commented by reiko-204 at 2008-05-19 01:04
>shimokoAさん、
いやーでも家では読まないので遅々としてすすみません。
しかも小説かエッセイしか読まないので頭の体操にはなってないかも。
ハッピーシリーズ、おもしろいですよねえ。
私もいまだに旅行前は第1弾の本を読み返したりしてますよ~

そちらだと日本の本は高いですもんね。
Commented by toto at 2008-05-26 13:24 x
>ハッピーハッピーニューヨーク-新・女の子による女の子のための待ち歩きガイド
ハッピーハッピーニューヨーク取材班編集

私もつい買っちゃったよ~。意外とこういう本おもしろいよね~!!ガイドブックとは違った面白さがあり、何の躊躇もなく買いました。やはり来月中旬NYC行くことになりそうで、今一緒に旅行予定の友人にレンタル中です(笑)。
Commented by reiko-204 at 2008-05-27 00:26
>totoさん、
こういうの買っちゃうよねー
こんなのばっかりたまっちゃって本棚がパンパンだよ。
見てるだけでウキウキするんだよね☆

来月行くのー!!??
このあいだおフランスに行ったばっかじゃーん!
羨ましすぎる~
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