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2004年7月15日(木) AvenueQ

7月15日(木) AvenueQ

ここを離れるに当たって、冷蔵庫の中も少しづつ整理しています。
そんなに物はもともと入ってないけど、
でも日本から持ってきたレトルトやインスタント味噌汁等がかなりあまった。
思ってたより全然家でご飯食べなかったもんなー
それはつまり思ってた以上に、夜ブロードウェイに通った結果なのですが。

というわけで昨日の朝で朝食用のパンも切れ(というかカビらせた)、
どうせあと3日しかいないので買い足していない。
で、会社のカフェテリアへ。
前に、ブルックリンブリッジが見えるって感激したところ。
結局それ以降一度も行ってなくて、
朝もなんやかんやで起きるのが遅くなって行ってなかったけど、
家に食べるものがなにもないとちゃんと起きれるから不思議。
8時前にはアパートを出てカフェテリアの入っているビルへ。
ベーグル、コーヒー、果物で$3ちょっとってかなりお得よね。
しかもカフェテリアで食べてる人はほとんどいなくて
(みんな持ち帰って自分のデスクで食べるみたい)、
ほぼ貸切状態。
こんな広いカフェテリアを貸しきりかーなんて贅沢なのーと、
幸せをかみしめながらベーグルを食べる。

ものすごく増えた荷物を日本に送るべく、ダンボールを1つ作っていて、
それを出してこようと3時頃中抜け。
郵便局は1ブロック先で近いんだけど、大きい箱を持ってるのでちょっとつらい。
でも箱を持ってると、ドアを開けてくれたり、持ってあげましょうか、とofferされたり、
ニューヨーカーの優しい面を垣間見る。

結局郵便局は長蛇の列で、並ぶのをあきらめ一度会社へもどる。
5時半まで仕事をして、郵便局へリベンジ(6時まであいています)。
こんな時間なのにさっきより長い列で、でももう今日しかないので仕方なく並ぶ。
窓口はいくつもあるのにこれだけ列が長くなる、
というのは明らかに職員の仕事の手が遅いからで、
しかも自分達の定時(=6時)が近づいてきているのに客が減らなくて
一向に仕事が終わりそうに無いのが腹が立つのか、とにかく職員の態度が悪い。
あまりにもひどい態度を取られ、私もぶち切れる。
猛烈に反論したら折れてくれたけど。
ってか当然じゃ。
ここでニューヨーカーの嫌な面も垣間見る。
いい人なのかなんなのかわからないからニューヨーカーである。
基本的に仕事にやる気はないよね。

結局郵便局で用事を済ませるために小1時間もいるはめになり、
ありえなさすぎる、と思いつつDRで水を買って家へ戻る。
重い荷物だけ置いてすぐに出発。
今日はAvenueQの日なのです。

TimesSqに着いたのが19時過ぎだったので、軽く何か食べようと思い、
でもお腹すかないなーと思って迷った結果、
向かった先はcoldstone(笑)。
数週間前に食べたアイスの味が忘れられなくて。
でも今日のはなんだかいまいち。
あんまり練ってもらえなかったからかなあ。
それとも単純に1度目の感動を2度目にも求めたのがだめだったのかな?
結局半分以上捨てる。$6もしたのに。もったいない。

20時からAvenueQ観劇。
やっぱりいいなあ、このミュージカル。
ぱっと見は、パペットだし、子供向け?という感じなんだけど、
とってもいいことを沢山言っているのです。
いろいろと考えさせられるなあ。
RENTにしてもそうだけど、私は歌詞に弱いのかもなあ。
いい歌詞で、いい曲だとぐっときちゃうのかもしれない。

客層はRENTよりずっと高くて、お年寄りや裕福そうなご夫婦、
オシャレなカップルが多い。
でも私はこれはもっと若い世代のためのミュージカルだと思うのです。
まさに、ちょうど私くらいが適齢なんじゃないかと。
主人公たちの年代がそうだから。
彼らの悩みは、そのまんま私たち世代の悩みだと思うのです。
結婚して、家庭円満だったり、リタイアしている人たちには
ぴんとこないんじゃないかな、と思うのだけど。
どちらにしてもチケット代がまだ$100近くするので、
若い世代は来にくいのかもしれない。
割引も出てないしね・・・
まあ今年のトニー賞だから仕方が無いか。
でもラッシュもあるようなので、
時間がある人は是非ラッシュにチャレンジして欲しいと思う。
私は$100出しても価値あるミュージカルだと思うけど。
(しかし財政的に痛いことは痛い。)

終演後トイレに寄ってから劇場を出ると、もうほとんど観客が去った後だった。
その一角に10人ほど人が残っていて、出待ちだ!と気付く。
あまりにも人が少なくて最初気付かなかった(笑)。
トニー賞とったばっかりの話題作なのに
どうして出待ちがこんなにしょぼいいのかと思ったら、
やっぱり観客の年齢層が高いからなんですね、きっと。
だって出待ってる人は若い人ばっかりだったもの。

こんなに人が少ないんだったら待ってみよう、と待ってみたら、
みんなふつーに出てきて、ふつーにフレンドリーに接してくれる。
びっくりしてしまう。
Kate Monster, Lucy役のStephanie D' Abruzzoは、
近くで見るとももすごーく小さい人だった。
あんな小さい体で、あの出ずっぱりの役はすごい!
しかもものすごくかわいらしい人だった。
写真を撮らせて下さいって言ったら、いいわよ!とポーズを取ってくれたりした。

一番最後に出てきたのは主演のJohn Tartaglia。
こっちに寄ってきたので話しかけてみると、
ものすごーく気さくでフレンドリーで本当にいい人だった。
この人柄を知ってもっともっと応援したくなったもの。
あまりに気さくなので一緒に写真を撮ってもらった。

20192月 旧HPより転記


いやーいい人だった。



by reiko-204 | 2004-07-15 00:00 | 旅-2004 NYSF長期出張 | Comments(0)
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